月: 2020年6月

【関西】2020年夏の上手な過ごし方

皆さん、こんにちは。
塾ソムリエ西村が主催する名門指導会において、関西エリア統括を担当している都関です。


西村のコラムページの場を借りて、関西の情報をお伝えしています。

■2020年度の小学校の夏休み

新型コロナウイルスの流行により約2ヵ月間にわたって臨時休校となったことから、小学校では夏季休業期間(夏休み)の短縮や時間割編成の工夫、行事の見直しを行い、年間授業時数を確保することになりました。

夏休みについて見てみますと、神戸市の場合、7月22日(水)から8月31日(月)までの41日間の予定でしたが、2020年度は7月23日(木・祝)から8月17日(月)までの26日間と、15日間短縮されることが、市の教育委員会から公表されています。

そのため、大手進学塾も、夏休みの短縮に対応した日程と時間帯で、2020年度の夏期講習を行うこととなっています。

■大手進学塾の夏期講習日程と小学校の授業

2020年度の夏期講習は、浜学園は7月23日(木・祝)から8月22日(土)まで、希学園は7月24日(金・祝)から8月20日(木)まで、日能研は7月20日(月)から8月28日(金)までの予定となっています。(注:小学校の夏休み期間によっては、夏期講習日程が変更される場合があります。詳細は各塾にご確認ください。)

しかし、これらの大手進学塾が集まっている西宮北口のある西宮市では、小学校は7月21日(火)から31日(金)までの平日と8月17日(月)から31日(月)までの平日は午前中に授業を実施するため、小学校の授業と塾の夏期講習が重なる期間については、午後あるいは夜間に夏期講習を行う、オンライン授業を受けることができる、通常の授業を実施しないなどの対応を取っています。

例年は定常授業と夏期講習を並行して実施する希学園の場合について、2020年度の夏期講習のスケジュールを見てみましょう。

希学園の2019年度の夏期講習は各科目4回(3時間/回)でしたが、2020年度の夏期講習でも各科目が4回(3時間/回)実施されますし、居残りサポートルームもありますから、夏期講習自体の学習量の変化はないといえそうです。

しかし、この日程を確保するために、定常授業が1週分ずれ込む形となっていることや、夏期講習のない「空き曜日」に組み込まれていた夏期演習特訓(オプション講座)がないなど、例年と異なる点もあります。

浜学園の2020年度の夏期講習についても、基本的には希学園のケースと同じで、マスターコースを実施しない期間を設けることで、平年と同じ、国・算・理各4回(2.5時間/回)の授業を確保しています。

さらに、夏期中に1週間程度の休止期間がある希学園のベーシックも浜学園のマスターコースも、6年生の場合、入試前は総復習となっていますから、そこで調整が可能だと思われますので、こちらも何とか例年通りの学習量とペースを維持できそうです。

また、元々、夏休みに本科教室が実施されない日能研の場合は、小学校の授業に応じて夏期集中教室の授業時間をずらすことで対応しています

■2020年度の夏休みの注意点

このように見てくると、小学校の夏休みが短縮される2020年度ですが、大手進学塾の夏期講習では例年と同じ学習ができますので、「学習の遅れ」という不安は解消されるように思われます。
しかし、本来よりも短い期間で例年と同じ学習量をこなすことは、小学生にとって大きな負担となることは間違いありません。

上記の希学園の場合を見ても、定常授業を行わない期間は、午前中が小学校、午後から夜にかけてが夏期講習となっていますし、小学校がお休みとなる期間は夏期講習と定常授業の両方がありますから、宿題に追われる毎日となることが十分に予測されます。

従って、お通いの塾から夏期講習の詳細な時間割が公表されている場合は、家庭学習の時間を、いつ、どの程度取れるのかを前もって確認しておくことが、夏休み期間中の学習で効果を上げるために大切になってきます。

学んだ内容を消化して使えるまでに時間がかかるタイプのお子さんの場合は、時間を十分にかける宿題と、そうでないものとを区別しておくことも必要になってくるでしょう。
また、夏休み中に弱点単元を克服したいとお考えの場合は、夏期講習の学習計画表を確認にして、克服したい単元の学習はいつかということや、それまでにしておくべき復習は何かなど、しておくことがたくさんあります。

夏期講習の開始まで、あと1ヶ月です。

すぐにでも準備に取りかかることをおすすめしたいと思います。

夏に向け、動き始めましょう

6月11日・12日と2日間にわたってオンラインセミナーを行いました。
パソコンに向かって話すのにも慣れてきましたね。
11日は6年生、12日は4・5年生のお子さんの親御さんが対象だったのですが、2日間の話のうち共通する部分と違った部分がありました。
共通する部分というのは、今年の夏は例年の夏とは全く違うということ。
全国のほとんどの小学校で、夏休みが短縮になります。
都内では、夏休みが2週間〜3週間くらいの学校が多いのではないでしょうか。
そこで、塾はどうするのかと思って塾の夏期講習のカリキュラムを見て、びっくりするわけです。
たとえばサピックスのある教室の6年生の7月、8月の予定表を見ると、夏期講習の日程はほぼ昨年と同じ。
・・・例年なら「昨年と同じ」ことに驚かないのですが、夏休みが2週間程度しかない今年の夏期講習を、昨年と同じ日程でやるなんて。
どうするのかと時間を見ると、夕方から夜にかけて(16時〜21時)となっています。
朝から学校へ行き、夕方から午後9時まで夏期講習という日は、いつ宿題をするんだろう、と思います。
一方、日能研はどうかというと、こちらも6年生は昨年と同じような日程で行うために、やはり授業時間を午後〜夜にもってきています。
要は、例年通りのカリキュラム、授業時間数を確保することに全力を注いでいるわけです。
・・・よく考えてみると、新型コロナウィルスの感染拡大で休業要請が出されたときでさえ、塾のカリキュラムは止まらなかったんですから、夏期講習を今年だけ特別に調整する、ということは現実的に不可能なのでしょう。
であれば、受講する側で「自衛」するしかないですね。
そのためのセミナーだったわけです。
昼過ぎまで(?)学校、そして夕方から夏期講習、21時に終わって返ってきて次の日も・・・となると、宿題がまわらないのは目に見えているので、大胆に取捨選択することが必要です。
また学校の日程と塾の日程を照らし合わせ、どのあたりの日程が苦しそうか、あらかじめシミュレーションしておくことも有効です。
私が主催する家庭教師「名門指導会」では、各会員様について上記のお手伝いを全力でやっていますが、新たなご相談なども相次いでいます。
また私ができることとして、主任相談員を務めさせていただいている「中学受験情報局 かしこい塾の使い方」との共催で、オンラインの相談会を行っています。
塾以外の第三者のアドバイスが必要な方は、ご利用いただければと思います。
ご家庭でもどんどん情報を集め、夏をシュミレーションしておいてください。
何度も書きますが、塾の夏期講習は例年通りのボリュームです。
何も準備しなければ、確実に忙殺されます。
入念に準備していきましょう。

オンライン授業を2回実施して

5月30日と6月6日、オンラインの算数授業「【西村則康が教える】魔法の算数ワザ」の第1回授業を行いました。
ZOOMを使い、子どもたちの顔をモニターで見ながらの授業。
独特の感覚ですが、ストレスなく子どもたちとコミュニケーションがとれました。
第1回のテーマは「旅人算」、第2回のテーマは「面積」だったのですが、基本問題から応用まで、子どもたちもしっかり手を動かしてくれました。
ZOOMでオンライン会議(今回の場合は授業)に参加する際、ビデオと音声はそれぞれミュートにすることができます。
参加者の皆さんには、基本的に音声はミュート状態をお願いしたのですが、ビデオについては自由としました。
顔が見える状態で参加してくれた子も、そうでない子もいたのですが、他の参加者からも顔が見えてしまうこともあり、そのあたりはご家庭の考え方ですね。
感心したのは、みんな画面を通してしっかり私の書いた図や式を写して理解し、問題を解いて、対面での授業のようにしっかり参加できていること。
そしてZOOMに付属の「反応」ツール(「拍手」と「いいね」があります)などを使いこなしていること。
大人、中でも高齢になるほど、このようなオンラインでのコミュニケーションに否定的な方は多くなるという印象ですが、現在小学生である子どもたちは、生まれたときからスマホがある世代。
しっかりパソコンやタブレットを操作している姿には、すごいなぁと感心してしまいました。
以前も書いたのですが、オンラインでのコミュニケーションでは、対面のときほど「無言で伝える」ということができません。
雰囲気で伝えることができないので、全てを言葉にして伝えるし、また動作も大きめにする必要があります。
つまり子どもたちも「わかった」「わからない」をオンラインで伝える必要があり、しっかり「表現」することになるのです。
これが「言わずもがな」で伝わってしまう対面でのコミュニケーションよりも優れている点だと感じます。
コロナウィルスの影響が小さくなっても(なくなることはないのかもしれませんが)、対面でのコミュニケーションとオンラインは、それぞれの特性を活かして使い分けるのがいいのではと、現時点では考えています。
【西村則康が教える】「魔法の算数ワザ」特別講座(オンライン)第3回「食塩水の濃さ 4つの解法とその応用」は、6月13日(土)10時から。
食塩水の問題に強くなりたい受験生は参加してみてください。
https://mahousansu3.peatix.com/view
私自身も楽しみにしています。

▼2022年11月18日(金)

「日経DUAL」が主催するオンラインセミナー「<志望校・併願校の決め方 校風、偏差値と問題傾向から決める! 合格するための受験校の選び方」にて、講師を担当させていただきました。

▼2022年10月28日(金)

「日経DUAL」が主催するオンラインセミナー「小学4・5・6年生対象 めざせ合格「過去問」の正しい使い方」にて、講師を担当させていただきました。

▼2022年9月30日(金)

「日経DUAL」が主催するオンラインセミナー「飛躍的に成績を上げる!苦手克服 勉強法」にて、講師を担当させていただきました。

▼2022年9月10日(木)

「中学受験情報局 かしこい塾の使い方」が主催するオンラインセミナー「【4・5年生】9月から偏差値10UPを狙うオンラインセミナー  毎年2学期に成績を上げるご家庭がやっている10個のこと」にて、講師を担当させていただきました。

▼2022年8月5日(金)

「日経DUAL」が主催するオンラインセミナー「中学受験の「基本のキ!」令和4年度版 最新の中高一貫校の選び方から受験の傾向まで全部分かる!」にて、講師を担当させていただきました。

▼2022年7月21日(木)

「中学受験情報局 かしこい塾の使い方」が主催するオンラインセミナー「【2022年夏】確実に成績が上がる夏期講習の受け方 3つのポイント」にて、講師を担当させていただきました。。

▼2022年7月8日(金)

「日経DUAL」が主催するオンラインセミナー「夏休みの学習計画!うまくいく方法  夏期講習を有効活用して力をつける!学習戦略の立て方」にて、講師を担当させていただきました。

▼2022年6月24日(金)

「日経DUAL」が主催するオンラインセミナー「中学受験を迷っている!?保護者必見セミナー 未就学・小学低学年から、親が知っておきたい「中学受験」の実像」にて、講師を担当させていただきました。

▼2022年5月27日(金)

「日経DUAL」が主催するオンラインセミナー「自分で学習する子の育て方  中学受験、高校受験でも生きてくる「子が自走する学習法」を伝授します」にて、講師を担当させていただきました。

▼2022年5月26日(木)

「中学受験情報局 かしこい塾の使い方」が主催するオンラインセミナー「6年夏休みに成績を大きく伸ばす6月・7月の過ごし方」にて、講師を担当させていただきました。。

▼2022年4月22日(金)

「日経DUAL」が主催するオンラインセミナー「家庭学習のやり方を指南  塾に通っているだけで、安心していませんか?」にて、講師を担当させていただきました。

▼2022年4月14日(木)

「中学受験情報局 かしこい塾の使い方」が主催するオンラインセミナー「夏休みまでに偏差値5UP 6年生GWで成績を上げる10のポイント」にて、講師を担当させていただきました。。

▼2022年3月18日(金)

「「日経DUAL」が主催するオンラインセミナー「頭のいい子が育つ! 学習環境のつくり方」にて、講師を担当させていただきました。

▼2022年2月25日(金)

「日経DUAL」が主催するオンラインセミナー「中学受験セミナーわが子の合格に必要な学習は?」にて、講師を担当させていただきました。

▼2021年12月17日(金)

「日経DUAL」が主催するオンラインセミナー「中学受験・合格する家庭のつくり方セミナー」にて、講師を担当させていただきました。

▼2021年11月19日(金)

「日経DUAL」が主催するオンラインセミナー「中学受験合格つかむ「過去問」使い方セミナー」にて、講師を担当させていただきました。

▼2021年10月22日(金)

「日経DUAL」が主催するオンラインセミナー「中学受験合格つかむ「過去問」使い方セミナー」にて、講師を担当させていただきました。

▼2021年9月24日(金)

「日経DUAL」が主催するオンラインセミナー「苦手克服し成績を上げるコツ」にて、講師を担当させていただきました。

▼2021年7月16日(金)

「日経DUAL」が主催するオンラインセミナー「7/16入試にも役立つ夏休み自由研究対策セミナー」にて、講師を担当させていただきました。

▼2021年6月26日(土)

新渡戸文化学園が主催するオンラインセミナー「中学受験へ向かうみなさまへ 中学受験って何? 大切なことは何?」をにて、講師を担当させていただきました。

▼2021年6月25日(金)

「日経DUAL」が主催するオンラインセミナー「親が知りたい中学受験のキホン」をにて、講師を担当させていただきました。

▼2020年10月14日(水)

「日経DUAL」が主催するオンラインセミナー「中学受験セミナー第2弾!過去問を活⽤する家庭学習のコツ」をにて、講師を担当させていただきました。にて、講師を担当させていただきました。

▼2020年9月29日(火)

「日経DUAL」が主催するオンラインセミナー「中学受験 コロナで変わる!併願校の選び⽅/合格を導くための模試の問題⽤紙・答案⽤紙活⽤法」にて、講師を担当させていただきました。

▼2020年6月12日(金)

「中学受験情報局 かしこい塾の使い方」が主催するオンラインセミナー「ウィズコロナ時代の中学受験を成功させる夏の過ごし方」にて、講師を担当させていただきました。

▼2020年6月6日(土)

増進堂 受験研究社が主催するオンラインセミナー「学校再開・塾再開にどう向き合うか」にて、講師を担当させていただきました。

▼2020年2月19日(水)

「中学受験情報局 かしこい塾の使い方」が主催するセミナー「2020年首都圏中学受験 入試分析セミナー」にて、講師を担当させていただきました。

▼2020年2 月6日(木)

「中学受験情報局 かしこい塾の使い方」が主催するセミナー「2020年関西中学受験 入試分析セミナー」にて、講師を担当させていただきました。

▼2019年10 月11日(金)

淑徳与野幼稚園が主催する講演会「父母講座 我が子への根拠の無い信頼の大切さ」にて、講師を担当させていただきました。

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