このブログや教育雑誌や書籍の中で、「志望校別日曜特訓」が大切だとお話ししてきました。

この日曜特訓の資格判定テストが間近に迫っています。

この資格判定に向けての学習方法をお伝えしたいと思います。
 

1 あと何点を上げるのか。目標点数をイメージする。

入試もそうですが、点数が高いほど良いわけですが、現状とあまりかけ離れた目標設定は

子どものやる気を削いでしまう結果になりがちです。

志望校に該当するコースに合格するために必要な点数を考えて目標を設定してください。
 

2 各教科の必要な点数を予想する。

目標点数を各教科に割り振っていきます。普段のテストの点数を参考にしながら、

算数はあと10点、国語はあと5点、理科はいつも通り、社会はあと10点、

このようにここ数週間という短い期間に上げるべき点数を考えていきます。

この点数計算は、入試本番で非常に重要になってきます。
 

3 目標の点数にするには、「何を」、「どのように」、「いつまでに」やるのかという

スケジューリングを行う。

例えば、

サピックス生なら

(算数)デイリーサピックス〇〇回、〇〇ページの〇番と〇番

    マンスリーテスト〇月と〇月の大問2番の間違い直し。

(理科)デイリーサポート〇〇回

(〇ページから〇〇ページまでの★★を解く。その後、計算で解く〇〇ページの〇番を解く)

 

日能研生なら

(算数)カリテ第〇回共通問題の中で、正答率40%以上なのに間違っている問題の解き直し。

本科テキストから平面図形の復習(〇〇ページ〇、〇、〇番)

(理科)苦手な〇〇の単元で+10点とするために、

 本科テキスト第〇回の説明の読み直し→重要事項に蛍光ペンで線を引く→覚える→

 栄冠テキスト〇〇ページの〇番、〇番〇番を解く。

 

四谷大塚生なら
(算数)速さの問題であと10点上げるために、実力完成問題集第〇回の標準問題、

   〇回の基礎問題。

  週例テスト〇回と〇回で正答率50%以上なのに間違った問題を解き直す。

(理科)

力学(第〇回~〇回)の例題を解き直す。

化学計算(〇回~〇回)の例題を解き直す

上記のようにできる限り具体的に決めていきます。

このときに、授業中につけた〇△×が残っていると、もっともっと絞り込んだプランが作れます。

復習すべき単元の中の△印だけをやれば良いことになりますから。
 

4 ミスを減らすための対策
多いミスは、“読み取りミス”と“計算ミス”です。

この2つが減るだけで大幅な点数アップになります。

読み取りミスを無くすには、

題意となっているところに下線をを引く、

答案用紙に答えを写す直前に、題意となっている下線部分を確認する。

この2つの習慣が大切です。

計算ミスを防ぐには、

計算スペースの予測をすること、

常に読みやすい同じ大きさの数字を書くこと。

このような練習を普段の学習に取り入れる必要があります。
 

志望校別日曜特訓の資格判定テストを、入試本番の模擬練習ととらえ、十分な対策をとってください。