関西限定
□小学校の授業が7月末まであって夏期講習の大切な1週間が受講できない。□
ご相談メールに、「小学校の授業が7月末まであって夏期講習の大切な1週間が受講できない。どうしたら良いのか。」
という内容のものが何件も来ました。
文面から、それが全て関西圏だと分かりました。
そこで、名門指導会の関西統括の都関先生と対談をさせてもらいました。その抜粋です。
(都関)毎年のことなんですが、関西圏の一部の小学校では1学期が7月いっぱいまで続きます。
でも、浜や希や日能研は日頃から夏期講習が始まってしまうので、大切な講習の最初の1週間の授業を受けられない。
どうしたらいいのかという相談が何件も来ています。
(西村)そのような小学校はたくさんあるのですか。
(都関)公立の小学校は問題ないんだけれど、国立大学の付属小学校や一部私立小学校など、
受験に熱心な家庭の子が集まる小学校がそうなっているんです。
(西村)まさか小学校を1週間やすむわけにいかなし、といって塾の夏期講習を1週間も欠席すると大きな差がついてしまうし、
悩ましいところですね。
(都関)そうんなんですよ。ほとんどのお母さんはあきらめ気味で、「どうしようもないですよね」という感じですよ。
(西村)講習の初め1週間を欠席するとどんなディメリットがあるんでしょう。
(都関)3つあるでしょうね。
1つめは、夏期講習会で予定されている既習範囲の復習が単元ごとすっぽり抜けてしまうこと。
2つめは、志望校対策の大切な単元が抜けてしまうこと。
3つめは、夏期講習期のクラスの熱気ある雰囲気に乗り遅れること。
(西村)夏期講習は大切だし、といって小学校は休むわけにはいかなし。どうすればいいんですか。
(都関)3つのディメリットを防ぐことができればいいわけですから、方法はあります。
(西村)このブログ購読者のために、教えて欲しいんだけれど。
(都関)それじゃ、特別に。(笑い)
対策を事前にすることなんです。
(西村)それだけじゃ、な~んだ!で終わちゃいますよ。
(都関)そうですね。事前準備に秘策があるんですよ。
(西村)その秘策とは!
(都関)塾カリキュラムを事前に手に入れて。これが一番目。
絶対に外せない問題だけをピックアップして。これが二番目。
6月7月の隙間時間に効率よく勉強させる。これが三番目。
(西村)言うは易く行うは難しですね。
(都関)いやいや、そうでもないですよ。
一番目の塾カリキュラムですが、毎年教材が改訂されるわけではないので、知っている人に聞けばいい。
二番目の、問題のピックアップも私に聞いてもらえばいい。私だけではないですが。
三番目の効率的に勉強するには、教科に精通した第三者に教てもらえばいい。
(西村)なるほど。でも、難しい。受験に精通した人が近くにいればいいけれど。
(都関)そうなんですよね。
関西圏の塾特有の、拘束時間が長く、宿題が多い平常授業期間にやらないといけないわけですからね。
(西村)そうですよね。首都圏とは本当に違いますよね。
(都関)浜学園のVクラスの夏期講習一週目はこんなことをやっているな。希のSはここでこんな解き方を教えるな。
日能研は、ここで教えたことはこの後はもうやらない、でも大切、こんなことをわかっていないと非効率な指導になってしまいますから。
(西村)そうか、都関さんの友達とか知り合いには大手塾の幹部講師が多いから、情報も半端ないですもんね。
(都関)でも、そのような情報よりは、これまでいろいろな塾の生徒を教えてきた中で仕入れたことが多いですね。
そうそう、言い忘れるところでした。
力のある家庭教師や個別の講師は、受験間際にお願いしても空いていない。一学期のうちにつばをつけておかないと。
(西村)都関さんらしい言い方ですね。
(都関)毎年、空きがもう無くなってしまった時期に相談があったり、もうちょっと早く指導することができていれば間に合ったのに
ということは多いですからね。
(西村)そこは、全く同感です。困ったら名門指導会(http://www.meimon.jp)に相談して頂きたいですね。
(都関)本当にそうですね。しかも早めにお願いしたいですね。
受験にしても、夏期講習対策にしても事前のプランニングが大切です。参考にして頂けましたら幸いです。