■セミナーに登壇します
4月14日(土)、セミナーに登壇します。
日本経済新聞社主催の「「受験」で成功を収めるために!日経Wアカデミー「親御様のための中学受験スクール」と題するもので、講師は私を含め5名。
私のパートは14日(土)ですが、セミナー自体は2日間開催されます(14日と21日、いずれも土曜日です)。
私のパートは「結果につなげる 家庭学習&塾の活用法を徹底解説 ~親ができること 塾ができること~」というテーマでお話しします。
私以外の弁士の方々、啓明舎塾長の後藤卓也氏、水王舎代表取締役の出口汪氏、算数教育家の安浪京子氏などとご一緒できるのも楽しみにしています。
有料とはなりますが、内容の濃い2日間になります(私も自分のパート、かなり気合を入れて準備しています!)ので、興味のある方は以下のページを覗いてみてください。
https://www.nikkei4946.com/seminar/seminar.aspx?ID=2299&TYPE=
■「なぜそうなる?」「だったらどうなる?」
いろいろなところで話していることですが、勉強には「なぜそうなる?」を考えるアプローチと「だったらどうなる?」を考えるアプローチのバランスが大切だと、最近強く感じています。
問題を前にして考えるとき、「なぜそうなのか」を考えることは大切なことです。
なぜこの考え方で解けるのかを考えることは、問題解決には必須です。
これを考えることなく「公式をまる覚え」のような学習をしてしまうと、学ぶことの楽しさは感じられません。
受験勉強をするうち勉強嫌いになってしまうお子さんの多くは、このパターンです。
一方で、「だったらどうなる?」という思考も、実際の問題解決には必要です。
公式の根本原理である「なぜそうなのか」はおいておいて、「それが正しいのなら、問題解決にどのように活かせるか」と考える思考です。
根源的に正しいかどうかを自分が理解することも大切ですが、それを使ってどんな問題が解決できるか、という視点ももちろん大切です。
「テストで点を取る」という視点では大事なことです。
どちらも大切な思考で、バランスよく使いたいですね。
■目的は「問題を解決すること」
中学受験で合格を手にする、というのがもちろん当面の目標ではありますが、もちろんその先もお子さんの人生は続きます。
目の前にある問題をどうやって解決するか。
そんなシチュエーションに、お子さんは今後どんどん直面するでしょう。
その時その時にお子さんが対応できるように、ということを考えると、「暗記型」で解き方を暗記するような勉強は避けるのがよさそうですね。

「問題を解く」と聞くと、なんだか「机の上の勉強」と考えてしまいがちですが、将来の「問題解決」の予行演習をしていると考えると、いかに勉強が大切かがわかります。
私たち大人が「勉強する意味」をしっかりお子さんたちに伝えていきたいものです。