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コラム

冬期講習で次の学年の準備をしよう

2019年10月28日 23:44

皆さん、こんにちは。

 

塾ソムリエ西村が主催する名門指導会において、関西エリア統括を担当している都関です。

西村のコラムページの場を借りて、関西の情報をお伝えしています。

 

 

■次学年の準備は冬期講習で?

 

来月12月下旬になると、大手進学塾では冬期講習が開講されます。

そして冬期講習が終わると、2月からは、現4年生は新5年生、現5年生は新6年生としての学習がスタートします。

ですからその直前に行われる「冬期講習で現学年の総復習をして苦手を解消しておこう」と考えたくなります。

 

そこで今回は、関西の大手進学塾の冬期講習で「現学年の総復習をする」ために必要なことを考えていきたいと思います。

 

次の表は、冬期講習で予定されている算数の学習単元と、学習の特徴を塾別にまとめたものです。

 

 

浜学園

希学園

日能研

馬渕教室

 

第1回

相似/速さ

図形と比/相当算

割合/比/速さ/平面図形/場合の数/規則性

三角形の相似

 

第2回

曲線図形/速さと比

図形と比/倍数算

関係を表すグラフ

第3回

立体図形/通過算・流水算

図形と比/年令算

 

特徴

マスターコースで夏以降に取り扱った内容の復習とその発展的展開

入試頻出単元について理解と処理能力の向上のための入試レベル問題も含めた演習

冬期講習前までに学んだ知識や考え方の学び直しと演習

正規授業をカリキュラムに通りに継続

 

※浜学園は2018年配付資料、希学園、馬渕教室、日能研は各塾HPより

 

上記のように冬期講習の位置づけは、浜学園や希学園は復習プラス発展学習、日能研は復習中心、馬渕教室は正規授業を継続と、塾によって異なっています。

 

■浜学園の冬期講習

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浜学園 小5 マスターコース演習教材 No.22 Basic問題より

 周囲が4.8kmの池があります。Aの速さを毎分100m、Bの速さを毎分50mとして次の各問いに答えなさい。

(1) 2人が同時に出発して、反対方向にまわり始めました。何分後にはじめて出会いますか。

(2) 2人が同時に出発して、同じ方向にまわり始めました。AがBにはじめて追いつくのは何分後ですか。

 

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浜学園では「復習とその発展的展開」となっていますが、これを実際の問題で見てみます。はじめは、Sクラス、Vクラスが宿題の範囲となっている、マスターコース演習教材のBasic問題と冬期講習のB問題を比べてみます。

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浜学園 小5 冬期講習 No.1 講義Ⅱより

B-4 周囲720kmの池のまわりをAさんとBさんが同時に同じところから出発して何周もまわり続けます。次の各問いに答えなさい。

(1) AさんとBさんが逆向きにまわったとすると4分ごとに出会い、同じ向きにまわったとすると36分ごとにAさんがBさんに追いつきます。Aさん、Bさんの速さはそれぞれ分速何mですか。

(2) (1)のとき、逆向きにまわったとすると2人の間の道のりが2回目に270mになるのは出発してから何分後ですか。

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上記の問題はいずれも「池の周りをまわる旅人算」をテーマとしたものですが、マスターコースのBasic問題が「旅人算の公式」を身につけることを主眼としているのに対して、冬期講習のB問題は「旅人算+和差算」とやや発展的になっています。

次は、Vクラスが宿題の範囲となっている冬期講習のC問題です。

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浜学園 小5 冬期講習 No.1 講義Ⅱより

C-5 右の図のようなAからGまでの道があり、その距離は30kmです。道ABとFGは平地で、他は坂道です。平地を

時速4km、坂道は上りを時速2km、下りを時速6kmで歩くと、AからGへ行くのに7時間30分かかり、反対にGから

Aへ行くのに11時間30分かかります。

このとき、道ABとFGの距離の合計は何kmですか。

図1.png

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上記の問題は、「坂道の問題」ともいわれる速さの問題で、本問は男子最難関中学の入試問題レベルです。

この「坂道の問題」はマスターコースでは取り扱われていませんので、オプション講座である最高レベル特訓算数(No.22に坂道の問題が掲載されています)を受講していないときは、初見かつ難度の高い入試レベルの問題に取り組むことになります。

 

■冬期講習を受講するまでにおさらいを家庭学習でしましょう

 

浜学園の冬期講習の実際の問題からもわかりますように、大手進学塾の冬期講習には2学期に学んだ内容の発展的内容が含まれています。

「学び直しと演習」が特徴の日能研の場合も、標準コース→応用コース→発展コース→選抜コースと受講するコースが上になるほど、復習よりも「入試問題をベースとした問題」(日能研 冬期講習の案内パンフレットより)の取り扱いが増えていきます。

 

ですから塾内のクラスが上位であればあるほど、「冬期講習で現学年の総復習をして苦手を解消」することは難しいと考えられます。

 

新年度を上手くスタートさせたい、冬期講習の学習効果を高めたいとお考えのときは、冬期講習が始まるまでの期間を使って、これまでに学んできたことの復習に取り組まれておくことをお勧めしたいと思います。

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西村則康プロフィール

日本初の「塾ソムリエ」として、活躍中。
35年以上中学・高校受験指導一筋に行う。
コーチングの手法を取り入れ、親を巻き込んで子供が心底やる気になる付加価値の高い指導が評判である。

西村則康 写真

セミナー・講演会

▼2019年10 月11日(金)

淑徳与野幼稚園が主催する講演会「父母講座 我が子への根拠の無い信頼の大切さ」にて、講師を担当させていただきました。

▼2019年3 月2日(土)

マイナビ家庭教師・「中学受験情報局 かしこい塾の使い方」・名門指導会が共催するセミナー「6年間を成績上位で過ごすための新中1スタートアップセミナー」にて、講師を担当させていただきました。

▼2019年2月21日(木)

「中学受験情報局 かしこい塾の使い方」・名門指導会が共催するセミナー「2019年入試分析からみる2020年入試対策」にて、講師を担当させていただきました。

▼2018年10月25日(木)

東京都市大学付属小学校主催の文化講演会にて「中学受験―結果につながる 家庭学習&塾の活用法 〜日常生活の延長線上での受験〜」、というテーマで登壇させていただきました。

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