6月11日は東京渋谷での相談会、そして13日、大阪で朝から相談会、そして午後からは名門指導会関西の講師研究会でした。。
相談会で話題にあがるのは、やはりこの時期「夏までになんとか勉強を立て直したい」といったことです。
「立て直したい」と考えているということは、現状でなにかまずいと感じている点がある、ということでもあります。
平常授業時、慌ただしい毎日を過ごしながら「不安のある単元をなんとかしたい」「たまっているテスト直しの時間をどこでとれるかな・・・」さまざまな悩みを、できれば夏休みに解決したいと考え、この時期にご相談くださる方は多いのです。
もちろん今の時期にご相談くだされば、取れる手はいろいろあります。
■ 想像以上に夏は忙しい
すでに昨年塾の夏期講習を経験した方なら、「ゆっくり復習できるかもと思っていたけど、ぜんぜんそんなことなかった」ということを経験済みかもしれません。
塾の夏は想像以上に忙しいのです。
お子さんが4年生なら、まだ夏期講習の日程は余裕がある方ですが、学年が上がるにつれて夏期講習の日数も多くなります。
たとえばサピックスの場合、4年生の夏期講習は全14日間。
2日〜4日連続して塾に通い、1日の休みがその間にあるというスタイルです。
お盆の期間や8月下旬には休みがあります。
5年生になると、夏期講習は全20日間。
授業日と休みの日のバランスは、4年生と同じような感じです。
これだけ見ると、そう大変でもなさそうに感じられるかもしれません。
しかし実際に夏期講習を経験すると「バタバタと過ごしたけど、ほんとに身についたの?」と感じる方も多いのです。
その理由の1つは、ふだんよりも早いサイクルで授業が進んでいくということがあります。
ふだんは一週間サイクルで進んでいく勉強が、最短1日サイクルになるからです。
毎日のように算数の授業がありますから、今日習ったことを今日身につけなければ、明日は新しいことを習う、というようなサイクルになるのです。
実際には復習の内容もありますが、それでもこの目まぐるしさはふだんのデイリー以上です。
■ 「なんとかしておきたい」単元があるなら
サピックスは夏期講習もどんどん進むカリキュラムですが、日能研や四谷大塚、そして関西の浜学園や希学園は基本的に「復習中心」の講習会です。
しかし、いま消化不良担っている単元を夏期講習だけで解決しよう、と安易に考えるのはやめたほうがいいでしょう。
内容が復習であっても、進み方はサピックス同様「1日サイクル」となるのは同じです。
また浜学園のように、夏期講習期間中も平常授業が並行して行われる塾にも注意が必要です。
特に気になる分野、単元は「いつ、どのように解決するか」の見通しを立てておくのがよいと思います。
チャンスは塾が休みになるお盆、そして夏休みが始まってから夏期講習が始まるまでの数日間、そして夏期講習が終わってから夏休みが終わるまでの数日間です。
相談会でも、夏を見据えていつ、何を、どのようにするかといったことをお話するのですが、事前にいろいろと手を考えておくと、ノープランで夏期講習を迎えるのにくらべてずいぶん結果が変わってきます。
ぜひここから1か月、夏までにすべきこと、したいことなどをりすとあっぷしてみてください。
相談会は少人数、しかも先着順の受付のため、心苦しいのですが「申し込みたかったのに、すでに締め切られていました」という声を毎回いただきます。
ご相談にのる先生をマンツーマンで配置するため、多くの人数に対応するのが難しいのですが、ぜひという方は主催の中学受験情報局、そして名門指導会のメルマガをチェックしておいてください。
次回の首都圏での開催は7月3日(水)東京渋谷、そして関西は7月4日(木)大阪駅前の予定です。