月: 2018年9月

なぜ偏差値が50そこそこから上がらないか/少人数相談会@東京・大阪のお知らせ

この時期に限らないのですが「偏差値が50そこそこ(あるいはもっと低いところ)から上がりません」というご相談が多くあります。
そんなご家庭、お子さんには共通点があるように思います。
■なぜ偏差値が50そこそこから上がらないのか
学年の後半、お子さんにも親御さんにも「こんなにやっているのにどうして成績が上がらないの?」という思いがあるご家庭は多いと思います。
毎週の通塾や大量の宿題、休日を潰してのテストにその解き直し・・・
そんな過酷な毎日を必死でがんばっているのに、成績が上がらない・・・。
そんな状況が続くと、親子ともモチベーションが下がってしまいます。
塾の授業がわかってないわけではなさそうなのに、なかなか成績が上がらない。
そんなお子さんの共通点のひとつが「やらされ感がある」ということです。
勉強しなくちゃいけないのはわかっている。
でも、次から次へと「やるべきこと」があって、取りかかるのにも「よいしょ」とかけ声がいるくらいの気分、といえばいいでしょうか。
■宿題はひと通りやっているけど・・・
塾の授業がわからないわけではなく、宿題もひと通りやっているけど・・・というお子さんは、まずは「図をかいているか」を確認してみてください。
問題を解くための図を理解しているということと、自分で正しく図をかけるということは、まったく別のことです。
偏差値が50くらいから伸び悩むお子さんは、理解力はあっても「自分で手を動かす」という習慣がないことが多いのです。
逆に言えば、自分で手を動かす習慣をつけるだけで、急に成績が上がるお子さんも多いのです。
■成績を上げるための勉強法をお伝えする相談会を東京・大阪で開催します。
勉強法を変える、とひとことで言っても、実際に変えるのはけっこう大変なことです。
「図をかきなさい」と言うだけでは、なかなか書くようになってはくれません。
なぜかかないのか、その理由は様々ですが、多くの場合は「こんなにやることがあって大変なのに、図をかいている暇なんてない」という「気分」のようなものです。
実際にお子さんの行動を変えるには、やるべきこととそうでないことを取捨選択し、「今はがんばらなくていいこと」を省いてあげることが必要です。
その上で、成績が上がる勉強法を今一度お子さんにインストールしてあげる必要があるのです。
10月3日と4日、東京都大阪で、その具体的な方法をお伝えする少人数の相談会を開催します。
お子さんの成績が伸び悩んでいるという方は、ぜひご参加ください。
(先着順受付です)
少人数相談会「秋の勉強を確実に成績につなげるために必要なこと」
【東京渋谷】

https://zadankaie-3.peatix.com

【大阪梅田】
(各限定6名・参加費5000円)

図形を得意にする「合言葉」とは

■図形が苦手にならないために

算数の図形の分野についてはよく「センスが必要」「小さい頃からの積み重ね」「親も苦手だから」といった声をお聞きします。

たしかに、小さい頃から積み木や色板、定規を使って図形に親しむことを繰り返した子とそうでない子の間には、図形への親しみや身近さ、感覚などに違いが若干出るように思います。

たとえば立方体の展開図を頭の中で組み立てられる子と、それができない子がいます。
折返しの様子や立体ができあがる過程を想像できるかどうかは、小さな頃に折り紙などの手遊びをたくさんしたかも影響してきます。

お子さんが就学前ならクレヨンや鉛筆でまっすぐ線を引いたり、お母さんがひいたお手本のラインをなぞったり、たくさん書く練習をさせてあげてください。

また、折り紙で図形の力をつけるための書籍なども発売されていますね。

■高学年で図形が苦手なら「合言葉」を

もうすでに小学校高学年、受験勉強も始まっているという場合は、あまり基礎練習ばかりに時間を費やすことができません。

そんなお子さんは「合言葉」をできるだけたくさん知っておくと良いと思います。

「合言葉」とはどんなものかというと

「円の問題の補助線を引くときは、中心から」
「台形が直線で分割されていたら、相似比・面積比を使え」

といった「こんな問題へのアプローチは、こうなることが多い」という知識のことです。

塾の先生やプロの家庭教師ならたくさん知っていると思います。
教えてもらって知識をつけ、その知識の総体として「センス」を磨けばいいですね。

■感覚が追いつかないときは、知識で補う

私は平素から「暗記型学習に陥るのはよくない」と提唱しています。

中学受験の勉強はそれでなくても量が多く、次の週までにやるべきことが盛り沢山です。
その結果、考えることなく「習ったとおりに暗記して当てはめる」の繰り返しになってしまうのが「暗記型」の勉強。
こうなると、考えるという要素が少ないから勉強が面白くなく、「勉強嫌い」にさせてしまいがちなのです。

しかし、高学年になって「図形が苦手」というお子さんに「センスを磨け」というアプローチばかり押し付けると、結果が出るのに時間がかかってしまうのです。
だから上記のような「合言葉」も使って、センスと知識の両方で勝負しようということです。

前田昌宏氏が著者で、私も監修者として関わらせていただいた「中学受験 すらすら解ける魔法ワザ 算数・図形問題編」(実務教育出版)にはそんな「合言葉」がたくさん散りばめられています。

よかったら手にとってみてください。

秋、4年生は勉強と遊びの両立を

■机の上以外の勉強も

学年も後半、4年生の塾での学習内容も前半にくらべると難度が上がってきていますね。
速さや図形に関する問題など、5年生へと続く重要単元が目白押しです。

一方で、学校行事も多く、忙しい時期です。
学習と日常生活とのバランスを大切にしたいですね。

近年の入試問題(だけでなく子どもたちを取り巻く環境そのものもそうなのですが)は、「ちゃんと遊んでますか?」とでも言わんばかりの問題が増えています。

「机の上の勉強だけでなく、生きていくのに必要な知恵をつけ、経験を積んでいますか?」ということを問うような出題です。
麻布中学校で出題された「ブランコのこぎ幅を大きくするには」といった問題は、ふりこの問題ではあるのですが、ブランコをこいだ経験があるかどうかで、理解度が大きく違ってきます。

■本物に触れる機会を

「本物に触れる機会を持ちましょう」という意味のお話をいろんなところでするのですが、これは何か特別な経験をさせようというのではありません。

当たり前におこること、夏になれば暑く、冬になれば寒い。
台風などの自然災害は厄介ですが、避けては通れないものでもあります。
そのようなものから隔絶されすぎた環境ばかりで過ごすと、本来人が持つ感覚を失っていきます。

お家が大きなマンションで、部屋の中にいると自然の音や風、空気から隔絶された環境のご家庭もあるかもしれません。
住環境はご家庭の都合やさまざまな制約もあり、いかんともしがたい面もあると思います。
大規模マンションの利点もあるでしょう。

でも、もしもそのような住環境であるなら、お休みにはできるだけ自然に触れられるような経験をさせてあげるのがいいと思います。

気候もお出かけに適したものになる季節。
4年生は、勉強と遊びをしっかり両立したいですね。

5年生は大切な単元を習う時期/セミナーのお知らせ

■5年生は大切な単元を習う時期
9月に入りました。
6年生は後期の日曜特訓が始まり、本格的な入試対策の時期に入っていきます。
そして5年生は、各塾で算数の重要な単元を習う時期です。
サピックスの5年生は、9月に速さに関連した文章題を学習します。
旅人算、通過算、流水算、時計算などです。
いずれも図をかいて解くことが大切ですが「なぜその図をかいて解くのか」を常に意識することが大切です。
■速さの問題といえば・・・
速さの問題を解くときの図といえば、線分図やグラフ(ダイヤグラム)が代表的ですが、この2つの図にはそれぞれ特性があります。
ふつうの旅人算、通過算や流水算などは、線分図で処理することが多くなります。
線で表すことで、2つの点の位置関係などがわかりやすく表せるからです。
しかし「時間」という要素がポイントになる問題では、グラフのほうが適していることが多いのです。
グラフは、時間を横軸、距離を縦軸としてかかれることが多く、時間を目に見える形で表せるからです。
一方で「時間」が大切な要素となる問題の中でも「Aくんがスタート地点から●●mのところにいるときにBくんは・・・」といったタイプの問題では、位置関係を線分図で確かめたほうがわかりやすかったりもします。
一律に「速さの問題はこの解き方で」というようなものはなく、問題のタイプによって図や解法を選ぶという力が求められ始めるのが、5年生の秋の時期です。
問題をたくさん解くことも大切なのですが、1問1問「どうしてこの解き方で解いているのか」を考えることが何より重要です。
お子さんに「どうしてその解き方で解いているの?」と聞いて「先生がこうやって解くって教えてくれたから」というような返事が返ってきたら要注意です。
■夏が「バタバタ」だったなら
夏休み、夏期講習に参加したお子さんは、とても忙しい毎日を過ごしたと思います。
毎日追われるように宿題をしていた印象があるなら、9月に勉強のしかたを変えましょう。
重要単元を習う9月以降、「こなす勉強」に陥っては、大切な時期にスランプを迎えることになります。
そんなこともあり「勉強のしかたを成績が上がるスタイルに変える」セミナーを新宿で開催することとなりました。
大切な学年の後半、次の学年にうまくつながる「成績の上がる学習のしかた」を学年別にお伝えします。
無料ですので、ご都合のつく方はぜひご参加ください。
詳しくは
 ↓↓↓
https://katekyo.mynavi.jp/juken/event/8105

▼2022年11月18日(金)

「日経DUAL」が主催するオンラインセミナー「<志望校・併願校の決め方 校風、偏差値と問題傾向から決める! 合格するための受験校の選び方」にて、講師を担当させていただきました。

▼2022年10月28日(金)

「日経DUAL」が主催するオンラインセミナー「小学4・5・6年生対象 めざせ合格「過去問」の正しい使い方」にて、講師を担当させていただきました。

▼2022年9月30日(金)

「日経DUAL」が主催するオンラインセミナー「飛躍的に成績を上げる!苦手克服 勉強法」にて、講師を担当させていただきました。

▼2022年9月10日(木)

「中学受験情報局 かしこい塾の使い方」が主催するオンラインセミナー「【4・5年生】9月から偏差値10UPを狙うオンラインセミナー  毎年2学期に成績を上げるご家庭がやっている10個のこと」にて、講師を担当させていただきました。

▼2022年8月5日(金)

「日経DUAL」が主催するオンラインセミナー「中学受験の「基本のキ!」令和4年度版 最新の中高一貫校の選び方から受験の傾向まで全部分かる!」にて、講師を担当させていただきました。

▼2022年7月21日(木)

「中学受験情報局 かしこい塾の使い方」が主催するオンラインセミナー「【2022年夏】確実に成績が上がる夏期講習の受け方 3つのポイント」にて、講師を担当させていただきました。。

▼2022年7月8日(金)

「日経DUAL」が主催するオンラインセミナー「夏休みの学習計画!うまくいく方法  夏期講習を有効活用して力をつける!学習戦略の立て方」にて、講師を担当させていただきました。

▼2022年6月24日(金)

「日経DUAL」が主催するオンラインセミナー「中学受験を迷っている!?保護者必見セミナー 未就学・小学低学年から、親が知っておきたい「中学受験」の実像」にて、講師を担当させていただきました。

▼2022年5月27日(金)

「日経DUAL」が主催するオンラインセミナー「自分で学習する子の育て方  中学受験、高校受験でも生きてくる「子が自走する学習法」を伝授します」にて、講師を担当させていただきました。

▼2022年5月26日(木)

「中学受験情報局 かしこい塾の使い方」が主催するオンラインセミナー「6年夏休みに成績を大きく伸ばす6月・7月の過ごし方」にて、講師を担当させていただきました。。

▼2022年4月22日(金)

「日経DUAL」が主催するオンラインセミナー「家庭学習のやり方を指南  塾に通っているだけで、安心していませんか?」にて、講師を担当させていただきました。

▼2022年4月14日(木)

「中学受験情報局 かしこい塾の使い方」が主催するオンラインセミナー「夏休みまでに偏差値5UP 6年生GWで成績を上げる10のポイント」にて、講師を担当させていただきました。。

▼2022年3月18日(金)

「「日経DUAL」が主催するオンラインセミナー「頭のいい子が育つ! 学習環境のつくり方」にて、講師を担当させていただきました。

▼2022年2月25日(金)

「日経DUAL」が主催するオンラインセミナー「中学受験セミナーわが子の合格に必要な学習は?」にて、講師を担当させていただきました。

▼2021年12月17日(金)

「日経DUAL」が主催するオンラインセミナー「中学受験・合格する家庭のつくり方セミナー」にて、講師を担当させていただきました。

▼2021年11月19日(金)

「日経DUAL」が主催するオンラインセミナー「中学受験合格つかむ「過去問」使い方セミナー」にて、講師を担当させていただきました。

▼2021年10月22日(金)

「日経DUAL」が主催するオンラインセミナー「中学受験合格つかむ「過去問」使い方セミナー」にて、講師を担当させていただきました。

▼2021年9月24日(金)

「日経DUAL」が主催するオンラインセミナー「苦手克服し成績を上げるコツ」にて、講師を担当させていただきました。

▼2021年7月16日(金)

「日経DUAL」が主催するオンラインセミナー「7/16入試にも役立つ夏休み自由研究対策セミナー」にて、講師を担当させていただきました。

▼2021年6月26日(土)

新渡戸文化学園が主催するオンラインセミナー「中学受験へ向かうみなさまへ 中学受験って何? 大切なことは何?」をにて、講師を担当させていただきました。

▼2021年6月25日(金)

「日経DUAL」が主催するオンラインセミナー「親が知りたい中学受験のキホン」をにて、講師を担当させていただきました。

▼2020年10月14日(水)

「日経DUAL」が主催するオンラインセミナー「中学受験セミナー第2弾!過去問を活⽤する家庭学習のコツ」をにて、講師を担当させていただきました。にて、講師を担当させていただきました。

▼2020年9月29日(火)

「日経DUAL」が主催するオンラインセミナー「中学受験 コロナで変わる!併願校の選び⽅/合格を導くための模試の問題⽤紙・答案⽤紙活⽤法」にて、講師を担当させていただきました。

▼2020年6月12日(金)

「中学受験情報局 かしこい塾の使い方」が主催するオンラインセミナー「ウィズコロナ時代の中学受験を成功させる夏の過ごし方」にて、講師を担当させていただきました。

▼2020年6月6日(土)

増進堂 受験研究社が主催するオンラインセミナー「学校再開・塾再開にどう向き合うか」にて、講師を担当させていただきました。

▼2020年2月19日(水)

「中学受験情報局 かしこい塾の使い方」が主催するセミナー「2020年首都圏中学受験 入試分析セミナー」にて、講師を担当させていただきました。

▼2020年2 月6日(木)

「中学受験情報局 かしこい塾の使い方」が主催するセミナー「2020年関西中学受験 入試分析セミナー」にて、講師を担当させていただきました。

▼2019年10 月11日(金)

淑徳与野幼稚園が主催する講演会「父母講座 我が子への根拠の無い信頼の大切さ」にて、講師を担当させていただきました。

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